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DX審査支払機構とは|支払基金の改組とオンライン請求の再セットアップ(令和9年3月末まで)【2026年】

クリニックツールナビ編集部公開

要点

DX審査支払機構は、社会保険診療報酬支払基金が2026年(令和8年)10月1日に改組してできた法人で、正式な名称は「医療情報基盤・診療報酬審査支払機構」、略称はHPDXです。診療所の主な対応はオンライン請求システムの再セットアップで、令和9年3月31日までに済ませる必要があります。レセプトや帳票の再発行依頼の提出先、地方組織の電話番号・住所は変わりません。

DX審査支払機構とは

DX審査支払機構は、診療報酬の審査支払の業務に加えて、医療DXの施策を進める中心的な役割を担う法人です。令和7年12月5日に成立し12日に公布された「医療法等の一部を改正する法律」で、支払基金を改組し、名称も見直すことになりました。

項目内容
新しい名称医療情報基盤・診療報酬審査支払機構
略称DX審査支払機構/HPDX(エイチピーディエックス)
名称が変わった日2026年(令和8年)10月1日
地方組織の名称の例医療情報基盤・診療報酬審査支払機構 関東審査事務センター
ホームページ10月1日に hpdx.or.jp へ変更(旧 ssk.or.jp)
本部令和8年9月24日に新橋から豊洲へ移転(代表電話は変更なし)

これまでの審査支払・請求の業務は続き、地方組織の業務も変わりません。審査委員会の名称も変わらないとされています。

厚生労働省の資料(令和8年9月9日)によると、DX審査支払機構は、厚生労働大臣が作る医療情報化推進方針にもとづいて中期計画・年度計画を作り、年度計画は厚生労働大臣の評価の対象になります。同じ資料の推進方針の案では、第1期の対象期間を2026年10月1日から2030年3月31日までとしています。DX審査支払機構は、医療情報化支援基金(ICT基金)などを使って、電子処方箋やオンライン資格確認の補助の業務も行っています(医療DXの補助金の申請先の記事)。

診療所に関わる変更

診療所に関わる主な変更は、オンライン請求システムと特定健診・保健指導システムのドメイン、ホームページ・メールマガジンのアドレスです。

内容旧新変更日必要な対応
オンライン請求システムwww.kikin.send.recewww.hpdx.send.rece.jp10月5日令和9年3月末までに再セットアップ
特定健診・保健指導システムwww.kikin.kenshin.recewww.hpdx.kenshin.rece.jp10月5日令和9年8月末までに再セットアップ
ホームページwww.ssk.or.jpwww.hpdx.or.jp10月1日ブックマークの変更
メールマガジンの発信元ssk@mail.ssk.or.jphpdx@mail.hpdx.or.jp10月1日新しいアドレスの登録
数字オンライン請求の再セットアップ(DX審査支払機構)
  • 10月5日新しいドメインへ移行令和8年
  • 3月31日再セットアップの期限令和9年
  • 4月以降旧URLにつながらない令和9年

ホームページに載っている各種の届出様式は、10月1日以降にダウンロードしたものを使うよう案内されています。令和8年8月のリーフレットは、改組についての問い合わせ先を 0120-328-973(月曜日〜金曜日 9:00〜12:00/13:00〜17:30、祝日・年末年始を除く)としています。本部の移転にあわせて、債権譲渡通知書などの届出様式の提出先も9月24日以降変わっています。

オンライン請求システムの再セットアップ

再セットアップができる期間は令和8年10月5日から令和9年3月31日までで、それまでは今の設定のままでも使えます。旧URLは令和9年4月以降アクセスできなくなるため、早めの再セットアップが求められています。

手順再セットアップの流れ(DX審査支払機構の手順書)
  1. 要否を確かめる画面上部の赤字の注記
  2. 操作手順書を入手する初期設定③オンライン請求設定編
  3. オンライン請求システムを入れ直す区分A〜Gの手順
  • 要否の確かめ方: オンライン請求システムにアクセスしたとき、ページの上部に赤字の注記が出たら再セットアップが済んでいません。組織改編のメッセージが出ていなければ不要です
  • 操作手順書: 『オンライン請求システム操作手順書【初期設定③オンライン請求設定】編』を使います。持っていない場合は、「電子証明書ダウンロードサイト等」から『オンライン請求システムセットアップ手順書』をダウンロードして展開し、Top.html から利用者種別・回線種別・OSを選んで取得します。この接続は、オンライン請求に使うPCから行うよう案内されています
  • 入れ直し: 利用者の種別・OS・ブラウザごとの区分(A〜G)の手順に沿って入れ直します。いま入っているオンライン請求システムのアンインストールは不要です
  • パスワード: 新しいURLでも旧URLのパスワードがそのまま使えますが、入力が必要なので、始める前に今のパスワードを確かめておきます
  • 資格確認端末を使っている場合: オンライン資格確認の端末でオンライン請求システムを使っている場合は、この手順とは別に、端末のプロキシ設定に「.rece.jp」を足す必要があります(医療機関等向け総合ポータルサイトの「医療機関等向けセットアップ手順書 資格確認端末編」)

レセプトコンピュータや回線の設定をシステムの提供会社に任せている診療所は、再セットアップを誰がいつ行うかを提供会社と決めておくとよいでしょう。電子カルテとレセコンの比較は電子カルテの比較で、無床診療所の方は無床診療所のページで見られます。

よくある質問

再セットアップをしないとどうなりますか

今の設定のままでも令和9年3月31日までは使えますが、旧URLは令和9年4月以降アクセスできなくなります。期限までに再セットアップを済ませてください。

レセプトの提出先や問い合わせ先の電話番号は変わりますか

レセプトや帳票の再発行依頼の提出先、地方組織の電話番号・住所は変わりません。主に変わったのは法人の名称、ホームページとメールのドメイン、オンライン請求システムなどのドメイン、本部の住所と、本部あての届出様式の提出先です。

再セットアップの前にオンライン請求システムを削除する必要がありますか

不要です。手順書は、すでに入っているオンライン請求システムのアンインストールはしなくてよいとしています。

特定健診をしている診療所は何をすればよいですか

特定健診・保健指導システムも10月5日に新しいドメインへ移り、令和9年8月末までに再セットアップが必要です。手順は、DX審査支払機構のホームページの特定健診・保健指導システムの再セットアップ方法を確かめてください。

出典

  1. 医療情報基盤・診療報酬審査支払機構「令和8年10月より支払基金はDX審査支払機構となりました」
    https://www.hpdx.or.jp/about/s_kaikaku/dxkikou_oshirase_1.html
  2. 医療情報基盤・診療報酬審査支払機構「オンライン請求システムの再セットアップ」(令和8年10月)
    https://www.hpdx.or.jp/seikyushiharai/online/index.files/setuphouhou.pdf
  3. 社会保険診療報酬支払基金「DX審査支払機構への組織改組」リーフレット(保険医療機関などの皆さま、令和8年8月)
    https://www.hpdx.or.jp/about/s_kaikaku/dxkikou_oshirase_1.files/leaflet_i.pdf
  4. 医療情報基盤・診療報酬審査支払機構「オンライン請求」
    https://www.hpdx.or.jp/seikyushiharai/online/index.html
  5. 医療情報基盤・診療報酬審査支払機構「医療情報化支援基金等」
    https://www.hpdx.or.jp/smph/datahealth/onlinesikaku/index.html
  6. 厚生労働省「医療情報化推進方針(案)の概要について」(令和8年9月9日)
    https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001748287.pdf

制度・料金・製品の情報は変わることがあります。記事は2026年10月13日時点の公開情報にもとづきます。手続きの前に、出典の原文と自治体・提供元の最新の案内をご確認ください。誤りに気づいた方はお問い合わせからお知らせください。

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